世界初、宇宙での医薬品研究・創薬についてのWebセミナーシリーズを開始


東京およびブダペスト発, Nov. 17, 2021 (GLOBE NEWSWIRE) -- マイクログラビティ (微小重力) は、地球上や宇宙での利用を目的とした、医薬品用の化合物や製造プロセスの開発・改良のための有望な新手法として急速に進展している。この度、有人宇宙システム株式会社 (Japan Manned Space Systems Corporation: JAMSS) (日本) とイノスタジオ (InnoStudio Inc.) (ハンガリー) は、宇宙での医薬品研究・製造に特化した初のWebセミナーシリーズを発表した。

共同声明では、JAMSS宇宙事業部次長である佐藤巨光 (Dr. Naohiro Sato) 博士とイノスタジオのエグゼクティブプレジデントであるフェレンツ・ダーヴァス博士 (Dr. Ferenc Darvas) が次のように述べている。「創薬関連の研究開発は、もはや地球上だけで行われるものではなくなりました。宇宙の特殊な環境下では、新しい医薬品原料 (API) の開発に貢献したり、既存のAPIを改良したりする、地上では再現できない独特かつ新しい化学技術を活用することができます。最近、国際宇宙ステーション (ISS) で、宇宙における新型コロナウイルス感染症の薬物研究に関する初の研究が行われ、宇宙薬理化学は現在の流行病に対抗するためにも有望なツールであることが立証されました。今後10年間に、医薬品と宇宙産業の相互作用が強化されることで、未知の医薬品原薬やその他の化合物を開発するための新しい研究開発と商業的機会が提供されると確信しています。このWebセミナーシリーズでは、科学的側面と商業的側面の両方を扱い、「ニュースペース (NewSpace)」経済で急速に発展中のこの分野における最新の成果と商機についての洞察をご紹介します。」

2021年11月18日には、Webセミナーシリーズの第1弾「マイクログラビティは、なぜ新たなツールになるのか?」が開催される。登録および講演者やプログラムの詳細については、以下を参照されたい。https://drugdiscoveryinspace.com/

主催者について
有人宇宙システム株式会社 (Japan Manned Space Systems Corporation) は1990年に創業され、国際宇宙ステーションにおける「きぼう」日本実験棟の運用・利用を管理し、日本の有人宇宙飛行のリーディングカンパニーとして、有人宇宙技術における豊かな経験を有している。同社は、創薬などを目的とした高品質なマイクログラビティ (微小重力) 下でのタンパク質結晶成長サービス「きらら (Kirara)」を提供している。
イノスタジオ (InnoStudio)は、ダーホールディング/タレスナノ (Darholding/ThalesNano) のグローバル組織のメンバーであり、宇宙や医薬品への応用を目的としたフローケミカルリアクターの開発、マイクログラビティ下での化学製剤法、宇宙産業や農薬革新向けのナノテクノロジーなどに従事している。

問い合わせ先:
Futoshi Matsunaga
+81-3-3211-2002
jamss-koho@jamss.co.jp
Gergo Mezohegyi
+36-70-872-5312
gergo.mezohegyi@innostudio.org